企画展示「明治・大正期の宗教―時代の転換と人々の信仰―」 最終更新日:2023年3月3日 Saga Prefectural Government ArchivesHOME館の紹介利用案内企画展示刊行物等アクセスリンク集 企画展示「明治・大正期の宗教―時代の転換と人々の信仰―」 概要本展では、仏教のほか、幕末から明治期にかけて成立した教派神道や明治期に布教活動が拡大したキリスト教を取り上げ、当時の公文書を用いて紹介しました。あわせて、関連展示コーナーでは、近代佐賀の偉人・著名人のお墓を紹介する近隣のマップも展示しました。(展示数11点)【会期:令和2年7月2日~9月22日】【展示の構成】 1.仏教 ~神仏分離と寺院~ 2.教派神道 ~近代の民衆宗教~ 3.キリスト教 ~日本への再布教~ 主な展示資料紹介寺院明細簿・寺院明細帳明治期 寺院明細簿および寺院明細帳には、寺院の所在地、本尊、由緒、規模等が掲載されています。 当館が所蔵している『寺院明細簿』(明治8年)は宗派ごとに、『寺院明細帳』と『仏堂明細帳』(明治12~13年頃)は郡ごとにまとめられています。このほかに地蔵堂等の仏堂がまとめられた『仏堂明細帳』も展示しました。存置社寺調 明治23(1890)年 県は、将来存置すべき社寺と今後廃止すべき社寺を町村役場に取り調べさせ、郡市役所で取りまとめて提出するよう命じました。 この資料には、各郡が提出した回答が綴じられており、存置する社寺の住所、名称、住職の有無が記されています。金光教西唐津小教会所設置見取図 大正13(1924)年8月25日 この資料は、金光教西唐津小教会所の設置願書に添付されていた図面です。図面には西唐津駅から北西側の地区が描かれており、公園の南側に教会所を設置する予定であることが記されています。西唐津駅の北側には、唐津鉄工所、英国領事館、唐津製鋼所が立ち並んでおり、当時の様子をうかがうことができます。教会ニ関スル取調要項 明治30(1897)年4月 政府は、諸外国との不平等条約が改正される明治32年以降に、外国人の内地居住が自由になることを予想し、キリスト教教育が拡大することを警戒していました。そこで、改正前に地方庁に宗教・教会数および宣教師を養成する学校数を調べさせ、報告させました。これは、佐賀市から県宛てに提出された教会に関する報告書です。