国登録(建造物の部)02 最終更新日:2020年6月25日 国登録有形文化財(建造物)の部 登録文化財 野中烏犀圓(のなかうさいえん) 1件 平成12年3月2日告示 佐賀市材木 建築物 寛政8年に生薬「烏犀圓」の製造・販売の許可を受け、このころに冷善楼(れいぜんろう)と呼ばれる座敷と店部分が建設されたと推定される。広く街路に面した漆喰壁と、屋根の大破風及び看板を吊す屋形が江戸時代の商家の風情を今に伝えている。 登録文化財 陶山神社鳥居(すえやまじんじゃとりい) 1件 平成12年5月25日告示 西松浦郡有田町 その他工作物 明治21年につくられたこの鳥居は、磁器の町有田を象徴するもので、青色顔料の呉須で唐草文が描かれた有田焼製である。高さ3.7m、笠木の長さ3.9mである。 登録文化財 牛津赤れんが館(うしづあかれんがかん) 1件 平成12年10月11日告示 小城市牛津町 建築物 (旧田中丸商店れんが造り倉庫) 明治中期に建築されたこの建物は、玉屋デパートの前身、田中丸商店の倉庫としてつくられた。煉瓦と石材による妻面の丸い空気穴など、デザインにも優れた、長崎街道牛津宿の象徴的建物である。 登録文化財 深川家住宅(ふかがわけじゅうたく) 主屋・土蔵 2件 平成13年5月15日告示 小城市小城町 建築物 旧小城城下と鎮守の祇園神社を結ぶ街道沿いに位置する旧造り酒屋の町屋で、裏の土蔵で酒造りが行われ、主屋の一角を占めていた店頭では、酒の小売りが行われていた。主屋の建築年代はは江戸末期、土蔵は明治初期であり、街道に面した造り酒屋の様相を今に伝えている。 登録文化財 前田家住宅(まえだけじゅうたく) 主屋、東の蔵、西の蔵、北の蔵、薪小屋、水車小屋 6件 平成13年9月14日告示 伊万里市立花町 建築物 伊万里の大庄屋の屋敷で、主屋、東の蔵は江戸後期、西の蔵、北の蔵、薪小屋は明治後期、水車小屋は江戸後期(明治後期改造)に造られており、大規模民家の全体構成を知る上で大変貴重である。複雑な間取りの主屋は佐賀県の民家を特徴づける「くど造り」の最も発達した姿を伝える。 登録文化財 牛津町会館(旧田中丸家住宅)(うしづちょうかいかん・きゅうたなかまるけじゅうたく) 1件 平成13年9月14日告示 小城市牛津町 建築物 九州の財界人として著名な田中丸善蔵の邸宅として、大正初期に建設された。中央の玄関棟を挟んで南に座敷棟、北に居室棟を配する豪壮な概観に対し、内部は繊細な数奇屋風の意匠にまとめられている。牛津赤れんが館(平成12年10月11日登録告示)とともに、かつての商都牛津を彷彿とさせる建物である。 登録文化財 福成歯科医院(旧古賀銀行神埼支店)(ふくなりしかいいん・きゅうこがぎんこうかんざきしてん) 1件 平成13年10月29日告示 神埼市神埼町 建築物 古賀銀行の神埼支店として、旧長崎街道に面して大正3年に建築された。古賀銀行解散後は、昭和8年から産科医院、昭和21年から歯科医院として使用されてきた。建物は、洋風外観の総二階建ての木造建造物で、大正時代の銀行支店建築の好例である。 登録文化財 小柳酒造(こやなぎしゅぞう) 主屋、離れ、昭和西蔵、昭和東蔵、釜場、煙突、西貯水槽、東貯水槽、ポンプ小屋、 ビン詰場、麹室、ムロマエ、酒母室、検査室 14件 平成14年3月12日告示 小城市小城町 建築物 小柳酒造は文化年間頃の創業と伝えられる老舗で、主屋は19世紀初期頃の良質な町屋建築である。麹室や酒母室などの醸造の工程を示す一連の施設を備えており、敷地中央に煉瓦造の煙突を配する様は、今なお近代酒造業の景観をよく保持しており、地域のランドマークとなっている。 クイックメニュー