「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」第25条で規定されている要介護施設従事者等による高齢者虐待について公表します。
養介護施設従事者等による虐待
養介護施設従事者等による高齢者虐待の事実が認められた件数は8件です。
相談・通報件数 |
虐待判断件数 |
被虐待者数 |
虐待の種類 |
身体的虐待 |
心理的虐待 |
経済的虐待 |
介護等放棄 |
性的虐待 |
11件 |
3件 |
4人 |
4人 |
0人 |
0人 |
0人 |
0人 |
養介護施設従事者等による虐待の詳細については、以下のファイルをご覧ください。
養護者による虐待(家庭内等における虐待)
市町から令和3年度における養護者による虐待について、37件(事実確認により虐待の事実が認められた件数)の報告がありました。
虐待の類型では、身体的虐待の27件が最も多く、次に心理的虐待の16件、経済的虐待の8件、介護放棄等の6件となっています。
また、息子からの虐待(15人)が最も多く、虐待を受けた高齢者の約7.5割が女性です。また、虐待を受けた高齢者の約5割が80歳代以上となっています。
なお、虐待を受けた高齢者38人中、22人が介護保険の認定を受けており、そのうち要介護1が54.5%(12人)で最も多く、また、認知症日常生活度では自立度2以上が77.3%(17人)を占めています。
養護者による虐待の詳細については、以下のファイルをご覧ください。
高齢者虐待に関する相談
家庭や養介護施設等において虐待を受けている高齢者の早期発見や保護、介護を行う家族の方への支援等に関する相談は、お住まいの市町の地域包括支援センター又は福祉担当課で受け付けていますので、お気軽にご相談ください。
虐待防止に向けた県の取組
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市町職員や地域包括支援センター職員に対する具体的な事例を用いた事例検討などの研修や介護職員に対する虐待防止研修を行っています。
- 高齢者虐待を受ける割合が高い認知症高齢者を理解していただくために、一般県民を対象とした認知症サポーター養成講座を開催しています。
- 高齢者虐待を受ける割合が高い認知症高齢者を介護している家族の方等が、介護の知識や技術・介護疲れなど精神的な相談ができるように認知症コールセンターを設置しています。
- 県では、今後も引き続き、市町と連携し、虐待防止に向けた取組を行ってまいります。
関連リンク