昭和49年2月25日指定
佐賀市大和町大字川上 実相院
工芸品
実相院には、密教の儀式の際に使われる仏具「戒体箱一合」・「説相箱二口」・「如意一柄」が伝わる。
中央の戒体箱は法具を入れる箱であり、左右の説相箱は、居箱と香爐箱のことである。戒体箱は木箱の外側に金銅板を張り、縁は金銅の細板で縁取りし鋲止めしており、側面は輪宝羯摩などの金銅製の金具を配す。居箱と香爐箱は同大同構造で、飾り金具は戒体箱と同じであるが、床脚の格座間が横2区縦3区になっている。
これらの他に、如意一柄が、平成9年5月9日に追加指定された。