平成26年8月21日指定
武雄市図書館・歴史資料館
歴史資料
佐賀藩の武雄領鍋島家に伝来した資料群で、語学、百科事典、化学、医学、軍事などの洋書のほか、文書・記録、図面、各種の器物類などにより構成される一括資料である。 器物類には、18世紀後半のオランダ製天球儀・地球儀をはじめ、顕微鏡、液体比重計、わが国で初めて鋳造された西洋式の大砲など西洋科学・科学技術の受容をつぶさに物語る資料が含まれ、また、図面類は、大砲関係の図面類が質量ともに充実している。
江戸後期の西洋学術・科学技術の受容史において、また、幕末期の軍事史を研究する上でも貴重な資料群である。