県指定(美術工芸品の部)05 最終更新日:2020年6月22日 佐賀県重要文化財(美術工芸品)の部 佐賀県重要文化財 色絵花蝶図輪花形深鉢(いろえかちょうずりんかがたふかばち) 昭和59年3月31日指定 佐賀市城内一丁目15-23(県立博物館) 工芸品 ロクロによって成形した素地を土型によって五輪花形に型内成形した輪花形鉢で、見込に唐草文、内側面に梅樹・花蝶・山水文、外側面に梅と松が描かれる。 高さ11.3cm、口径25cm、高台径11.2cm。 年代は延宝(1673~80)から元禄(1688~1703)と推測される。 佐賀県重要文化財 絹本著色阿弥陀八大菩薩像(けんぽんちゃくしょくあみだはちだいぼさつぞう) 昭和60年3月20日指定 佐賀市城内一丁目15-23(県立博物館) 絵画 本図は縦153.5cm、横86.5cm、掛幅(軸)装である。 中央に宝座上に座する阿弥陀如来を配し、宝座の前方から左右に各々四菩薩ずつが描かれている。 佐賀県重要文化財 絹本墨画淡彩善財童子歴参図(けんぽんぼくがたんさいぜんざいどうじれきさんず) 昭和60年3月20日指定 佐賀市城内一丁目15-23(県立博物館) 絵画 善財童子歴参図とは、善財童子が各地の善知識を訪ねて功徳を問うという「華厳経入法界品」の54景を表現したものであるが、本図ではこの中から3景を選び、画面の上・中・下に描くという従来知られていたいくつかの系譜にない独自の構成となっている。 本図は縦105.8cm、横59.0cmの画絹に描かれている。 佐賀県重要文化財 絹本墨画淡彩楊柳観音像(けんぽんぼくがたんさいようりゅうかんのんぞう) 昭和60年3月20日指定 佐賀市城内一丁目15-23(県立博物館) 絵画 この図様は、基本的には、善財童子が観音菩薩を補陀落山に訪ねて功徳を問うという『華厳経入法界品』の一場面である。 画絹は縦114.3cm、横63.7cm。李朝時代前期の絵画の時代性をよく示している。 佐賀県重要文化財 絹本著色釈迦三尊及び比丘像(けんぽんちゃくしょくしゃかさんぞんおよびびくぞう) 昭和60年3月20日指定 佐賀市城内一丁目15-23(県立博物館) 絵画 宝座上に腰掛けた釈迦如来を中心とし、前方に如意宝殊を持って獅子に乗る文殊菩薩と白蓮華を執って象の上に座る普賢菩薩を配した釈迦三尊像が描かれている。 李朝時代の職業画人の製作になると考えられる。縦168.8cm、横57.3cmの掛幅仕立て。 佐賀県重要文化財 木造釈迦如来坐像(もくぞうしゃかにょらいざぞう) 昭和60年3月20日指定 武雄市武雄町大字富岡7438(広福護国禅寺) 彫刻 武雄市の広福護国禅寺は、仁治3年(1242)、武雄8代領主後藤直明を開基、円爾弁円を開山として草創され、三宝山広福寺と称したが、後に蓬莢山広福寺と改めた。 当寺釈迦堂に安置される本像は、像高は90.4cm、桧材による寄木造で、内刳りを施し、目に水晶をはめこんで玉眼とする。仏の峻厳さと人間味が同居しており、鎌倉時代後期の作例であると考えられる。 佐賀県重要文化財 銅造誕生仏(どうぞうたんじょうぶつ) 昭和60年3月20日指定 佐賀市城内一丁目15-23(県立博物館) 彫刻 本像は右手を上げ、左手を垂らした一般的な誕生仏であるが、光背のほぞ、台座まで一鋳されている。高さは、頭頂から足先までが9.8cm、右手先から台座までは13.2cm。 右手の上げ方や裳の着方、全体の簡素な表現から、本像は8世紀の作例と考えられる。 クイックメニュー