昭和41年12月19日指定、平成26年10月6日追加指定
唐津市半田葉山尻1540-3・宇木・桜馬場・呼子町大友
埋葬施設
唐津松浦墳墓群は、既に史跡に指定されていた葉山尻支石墓群に、唐津地域の弥生時代早期(縄文時代晩期)から中期の支石墓からなる大友遺跡、森田支石墓群及び中国鏡や青銅製腕輪など豊富な副葬品をもつ桜馬場遺跡の3遺跡を追加指定するとともに、名称を唐津松浦墳墓群に変更したものである。
これらの墳墓群は、弥生時代の唐津地域における新たな墓制受容の形態やその変遷、さらには北部九州での地域性を墓制から窺い知ることができるだけでなく、いわゆる「魏志倭人伝」に書かれた「末盧国(まつろこく)」の王墓が形成されるまでの過程を知ることができる重要な遺跡である。