東墳丘墓(杉籠地区3区)は、吉野ヶ里町大字田手字杉籠に所在します。この地区は、吉野ヶ里遺跡の南東部にあたり、田手川の東岸に立地しています。
この地区の東部には、南北約60m、東西約35m、高さ約5mの不定形な独立丘陵状の高まり(標高約18m)があります。この高まりについては、平成元(1989)年頃から、調査員らにより甕棺の破片等が拾われていました。また、遺跡北部の吉野ヶ里丘陵地区5区で発見された北墳丘墓、遺跡南部の田手一本黒木地区1区で確認された祭壇(南墳丘墓)と形や大きさが似ていることから、「東墳丘墓」と名付けられ、弥生時代の墳丘墓である可能性が考えられていました。
この地区が整備されることとなり、工事に先立ち、東墳丘墓の性格を明らかにするため、平成23年12月から平成24年9月まで発掘調査を行いました。
発掘調査の詳細については、以下のリンクををご覧ください 。