佐賀県総合トップへ

国指定(名勝の部)01

最終更新日:

 

前に戻る佐賀県文化財データベース続きを見る

 

 

特別名勝 虹の松原(にじのまつばら)

昭和30年3月24日指定
唐津市(東唐津、鏡、浜玉町浜崎)
緑樹の叢生する場所



 唐津市の玄界灘に沿って、幅約500m、長さ約4kmにわたってクロマツを中心とする松林が続く。
 17世紀の初め唐津初代藩主寺沢志摩守広高が、新田開発のため自然林に植林したのが始まりといわれ、藩政時代は「二里の松原」などと呼称されていた。
 現在の虹の松原は、防風・防砂・防潮林の役割を果たすとともに、「三保の松原」「天橋立」と並ぶ日本三大松原に数えられている。


虹の松原

虹の松原

 

 

 

 

 

 

 



 

名勝 九年庵(旧伊丹氏別邸)庭園(くねんあん(きゅういたみしべってい)ていえん)

平成7年2月21日指定
神埼市神埼町的
庭園



九年庵 空撮

 通称「九年庵」は、明治期の実業家伊丹文右衛門とその息子弥太郎が築造した別邸で、その庭園は福岡県久留米市の作庭家、誓行寺の阿(ほとり)和尚が、明治33(1900)年から約9年の歳月をかけて築庭した。その後、昭和35(1960)年に月星ゴム株式会社の創始者である倉田泰蔵が入手し、奈良国立文化財研究所建造物室長であった森蘊の監修のもと、庭園の造作と建物の改修を行った。

 庭園は、旧寺院跡の敷地を継承し、上下二段に書院、茶室、池庭、平庭を巧みに配し、石・樹木・水の自然の良さを存分に発揮させるとともに、眼下に筑紫平野、さらには有明海が眺望できる借景庭園でもある。

 建物は、庭園に先立ち、明治25(1892)年に完成し、数寄屋造構造をとる。外観は、杉腰板張り土壁、竹格子連子窓、丸竹濡縁など野趣に富み、内部は、質素ながら十分に吟味された素材意匠をもつ。また、大正九年に「九年庵」の扁額をもつ茶室(現在は土台のみ残る)が建築された。

 
九年庵 新緑 客間九年庵 紅葉九年庵 客間から南
 

 九年庵に関する計画

 文化財として適切な保存と活用を図り、次世代への確実な継承を行うため、令和5(2023)年3月に「名勝九年庵(旧伊丹氏別邸)庭園保存活用計画」、令和6(2024)年3月に「名勝九年庵(旧伊丹氏別邸)庭園整備基本計画」を策定した。

 

○名勝九年庵(旧伊丹氏別邸)庭園保存活用計画(令和5年3月)

 九年庵の本質的価値と構成要素を明確化するとともに、保存と活用の基本となる方針や基準を定める。

(2)本文

  1) 表紙/目次 別ウィンドウで開きます(PDF:1.63メガバイト)

  2) 第1章 沿革と目的/第2章 名勝九年庵の概要 別ウィンドウで開きます(PDF:849.4キロバイト)

  3) 第3章 名勝九年庵の文化財としての価値 別ウィンドウで開きます(PDF:10.96メガバイト)

  5) 第7章 活用/第8章 防災/第9章 整備/第10章 運営体制/第11章 実施計画/第12章 経過観察 別ウィンドウで開きます(PDF:5.12メガバイト)


○名勝九年庵(旧伊丹氏別邸)庭園整備基本計画(令和6年3月)

 保存活用計画を踏まえ、現状の保全状況や活用方法、運営管理方法における課題を具体的に整理するとともに、課題解決のために必要となる整備内容を定める。



 

前に戻る佐賀県文化財データベース続きを見る

 

 

 

クイックメニュー

新しい文化財の紹介佐賀県の文化財紹介

カササギの紹介埋蔵文化財の保護

銃砲刀剣類の登録

 

このページに関する
お問い合わせは
(ID:1623)
佐賀県庁(法人番号 1000020410004) 〒840-8570  佐賀市城内1丁目1-59   Tel:0952-24-2111(代表)     
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.

佐賀県庁(法人番号 1000020410004)

〒840-8570
佐賀市城内1丁目1-59
Tel:0952-24-2111(代表)
Copyright© 2016 Saga Prefecture.All Rights Reserved.