(嬉野市撮影) |
塩田川を利用した船運の集散地として栄えた塩田津の町並みに建つ、地域屈指の豪商の居蔵造りの屋敷である。佐賀県内における本格的町家の一つで、欄間等の内部意匠にも優れ、軒を支える大きな持送りには地方色が強い。寺社仏閣以外で国の重要文化財に指定された県内初めての物件の1つ。嘉永5(1852)年から建築を始め安政2(1855)年に完成したことが、江戸時代当時の日記(天相日記:市指定文化財)から分かる。
平成19~23年度に半解体修理が行われ、建築当時の姿に復原された。
西岡家住宅を含む「嬉野市塩田津重要伝統的建造物群保存地区」については、こちら